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『経営に役立つメールレポート』Vol.13

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 赤沼公認会計士税理士事務所が贈る
 社長が元気になる!『経営に役立つメールレポート』
    
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 発行者:赤沼公認会計士税理士事務所
     代 表
     公認会計士・税理士・財務コンサルタント
     赤沼 博彦(あかぬまひろひこ)
     http://www.akanuma-cpa.jp      
               
               Vol.13  2009年 1月12日
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明けましておめでとうございます。

会計士・税理士・財務コンサルタントの赤沼です。

本年もよろしくお願い致します。

どの記事も私自身の体験と専門知識を振り絞って書いております。

どれか一つでも経営上の「気づき」のヒントになれば幸いです。


…【目次】……………………………………………………………………

1. <ビジネスの妙>
  〜挑戦の積み重ねが作り出す職人技という強み〜
2. <黒字経営の技>
  〜今俄かに注目される二宮尊徳の思想〜
3. <資金繰りの知恵>
  〜セーフティーネット保証の落とし穴〜
  
後記

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 ■1■<ビジネスの妙>
  〜挑戦の積み重ねが作り出す職人技という強み〜
◆………………………………………………………………………………◆
 最近NHKテレビ「プロフェッショナル仕事の流儀」に東京都大田区
羽田の町工場に勤めるへら絞り職人の姿が取り上げられました。彼の名
は松井三都男61歳。へら絞り一筋40年。へら絞りとは、へらと呼ば
れる棒一本で金属板を型に沿わせて成型する技術です。

 番組では回転する円筒形の金属に彼が手にしたへらをあてて、自在に
その金属の形を変えていく様が紹介されました。その姿はさながらロク
ロを回しながら軟らかい粘土の形を変えていく様に似ています。

 彼のところには旅客機の部品から宇宙ロケットの部品までが発注され
てきます。彼 のモットーは「逃げない」ということです。どんな初め
ての仕事、難しい条件の仕事でも決して断らず、逃げずにやり遂げると
いうことです。これを20代からずっと続けてこられて、いつの間にか
並ぶ者が無いほどになったというのです。

 彼の仕事を見ていると、その技術を数値化し例えばロボット化する等、
いかにも難しそうに見えます。また彼の受注のほとんどが一品もののよ
うなロットの小さいものが多く、試す余裕などなく、加工方針を決めた
ら、一発勝負で仕上げるようなものが多いのには驚きました。

 金属の合金の組成、製造メーカー、製造時期、保存状況等でも素材の
伸び方や硬さ等の性質が異なり、それをすべて読み切って最終的にその
素材を手なずけるのです。曰く「金属は生もの」「金属と会話する。」
彼のこの流儀は、最初から望んでできたというのではなく、何とかお世
話になっているこの工場で自分が人並み以上の仕事ができるように、考
え抜きがむしゃらに挑戦してきた結果です。
 というのも彼が初めてこの工場に就職した年に、機械に巻き込まれる
事故で左手の二本の指を無くしました。そのためどうしても左手の力が
足りず、先輩のように一度粗く加工してから仕上げ加工するという方法
が上手くできないため、止むに止まれず一発で仕上げることが必要にな
り、そのためにはその金属の性質を徹底的に読み切る必要があったとい
うのです。

 なぜこのお話をご紹介したかといいますと、積み上げた職人技の強み
を再評価したいからです。
 今や中小中堅の工場では、輸出メーカーの大幅な減産の煽りで閑古鳥
の鳴く量産部品中心の専属下請工場とそれとは異なる試作開発品中心の
取引先分散型工場で明暗がはっきり分かれています。量産品と試作開発
中心の工場ではその長所短所は裏腹なわけですが、こと今のような急激
な景気後退期では、明らかに量産品中心工場は不利です。また取引先が
特定メーカーに偏重しているのも不利です。しかし特定メーカーに偏重
しないためには、この技術ならば他所には負けない、困ったらここに頼
めば大丈夫だという信頼を育てることが必要でしょう。
 そして今回取り上げた金属絞り職人の技のように、容易に他所が真似
ることができないし、規模的にも真似るために多大なコストをかけられ
ない売り物がある工場は、大きく景気状況に左右されることはないので
す。

 松井氏にとってプロフェッショナルとは「挑戦し続ける、いつまでも
逃げないで挑戦し続けるということですよね。逃げちゃえばそこで終り
になっちゃいますので、挑戦あるのみだと思います。」
 挑戦≠ニいう言葉は私の知る今も元気な会社と共通しています。

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 ■2■<黒字経営の技>
  〜今俄かに注目される二宮尊徳の思想〜
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 新年号の日経ビジネスでは、この未曽有の不況における日本企業が対
処する道について特集が組まれていました。その中に今こそ二宮尊徳の
思想が見直される必要があるという記事がありました。

 二宮尊徳(幼名:金次郎)の銅像は全国どこの小学校にもありますから、
知らない者はいないと思いますが、どういう人なのかということまでき
ちんと知っている人は非常に少ないのは、考えてみると残念なことです。
私自身も同じ有様でしたが、米国主導の経済システムと価値観に疑問符
が投げかけられ、逆に日本的な商いの道、思想、価値観が見直されてい
る昨今、実はその日本的なものの最も根幹に二宮尊徳の思想があるとい
うことを日経ビジネスの特集により気付かされた次第なのです。

 二宮尊徳と言えば報徳思想、社会と国家の徳に報いるために生きると
いうことです。社会と国家に貢献するために生きよということです。そ
して四綱領という考え方があります。@至誠A勤労B分度C推譲の四つ
を言います。これらの解説は他に譲りますが、実は日本人であれば、誰
でも普通に常識的に受け入れている考え方です。小学校に始まる学校教
育の過程で当然に教えられていることなのでしょう。

 さて翻って見ると、実際に商売にあたる中小中堅企業の経営者の皆さ
んにとって、二宮尊徳の思想も松下幸之助翁の至言も大変ありがたいし、
それは御説ごもっともと思いつつ、実際には目前の資金不足に対する対
策で夜も眠れず、悠長なことは考えておれないとお思いの方も多いので
はないでしょうか。

 私も最近お会いする方々から急激な受注減、売上不振、不採算店舗の
増加、人減らしせざるをえない状況、金融機関の態度の変化、返済負担
の悪化等の窮状を聞くことが増えています。その余裕の無い面持ちから、
苦しい気持ちをわからないではないのですが、大切なのは果たしてそれ
で良い結果になるのかどうかだと思います。

 残念ながら余裕のない状況では、通常であれば騙される筈のない詐欺
に騙されることもありますし、逆に心ある人のせっかくの忠告が耳に入
らないこともあるでしょう。ともかく目前の苦しい状況から逃れたいと
いう一心で余裕が無い状況では、正しい判断をすることが難しいですし、
例え正しい判断ができたとしても、迷わずに集中して実行できるか疑問
です。

 しかしこのような難局、厳しい状況でこそ、人として経営者としての
本当の価値が問われるというものです。そしてこう言った難局を乗り切
った歴史上の偉人や名経営者に共通するのが、私心よりも天下国家のこ
とを考えて、今自分が天や神から与えられた役割を精一杯果たそうとい
うような潔い発想です。人間である以上、私心が全く無いというのは嘘
になりますし、人間の欲は無ければそれも困りものですから、否定すべ
きではありませんが、難局にあたってはどうしても私心や欲が先に立ち
がちになります。だからこそここは逆に天下国家を大上段に構えて、意
識的に私心を抑えるように努める方が思考のバランスも取れるというも
のです。難局を迎えた時こそ自身の私心をコントロールするのに、二宮
尊徳の報徳思想に共鳴してみるのは、得るものこそあれ失うものはない
というものです。

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 ■3■<資金繰りの知恵>
  〜セーフティーネット保証の落とし穴〜
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 昨年暮れに始まったセーフティーネットの緊急融資保障枠、既に申し
込まれた方や検討なさっている方も多いはずです。不況指定業種で直近
の3ヶ月間の売上が前年同月に比較して3%以上落ち込んでいれば対象
になります。以前のバブル崩壊後に金融機関の貸し渋り貸し剥がしで中
小企業の倒産が相次いだ時も、政府が緊急経済対策として同様の緊急保
証を実施しました。

 この緊急保証枠のおかげで命拾いした企業も多かったのですが、一方
でこういった緊急融資制度は通常の融資審査に比較して極めて甘い審査
によって融資実行がなされます。そのため実際には融資が必要で無い企
業でも融資を受けることが多くあります。ただしこれは先行き不透明な
状況にあっては資金的余裕を確保しておきたいという経営者にとっては
無理からぬ合理的な行動でしょう。

 問題は現在の景気状況の下で大幅な受注減により立ち行かなくなった
企業に融資して、一時しのぎにはなるものの、その企業が果たして返済
できるまでに回復できるのかどうかの審査が不十分だということです。

 もちろん緊急時なのですから、じっくりと審査している時間はありま
せん。例え今融資しても救うことができない企業に融資をして後に焦げ
付くことがあったとしても、他方で今融資すれば救える企業を一つでも
多く救うことができれば良いという考えもよくわかります。

 前回のバブル崩壊後の貸し渋り対策融資の場合にも、元々赤字体質で
あり、借入金によって生きながらえていた企業にも融資をして、結局の
ところ倒産時の負債を増やしてしまい、その後の経営者の再起をさらに
難しくしてしまったことが多くありました。

 目前の資金繰りのためにセーフティーネット保証融資を利用すること
は構いませんが、同時にご自分の会社・事業をどのように立て直すかを
真剣かつ柔軟に考えていただかねばなりません。

 従来のように銀行がいざとなれば助けてくれるということは、全く無
いわけではありませんが、期待していれば裏切られる可能性の方が高い
と考えて間違いありません。銀行は頼るものではなく、上手に利用し、
協力を引き出すものです。

 現在業績が悪化している会社が多いということは、銀行としては無条
件で容易に融資できる先に困っているということです。ですから銀行が
融資しやすい、又融資したくなる条件を満たすことが肝要です。
その条件の一つに例えば経営改善計画を作ることがあります。今は一時
的に悪いが1年後には良くするという社長のメッセージを表した経営改
善計画をA4版1〜2枚でも書き記してみることです。内容が的を得て
いれば必ず銀行は評価してくれるはずです。

 もし自社の事業の今後を検討したものの、どう転んだところで業績が
回復する目処が立たなければ、ここはその後の再起を見据えて、今の事
業をどう穏便に閉じるかも同時に検討しなくてはなりません。その際セ
ーフティーネット保証を受けるか否かはよく考える必要があります。
返済目処の全く無いことがその時点で判明しているにも関わらず融資を
申し込めば、最悪の場合には詐欺罪の適用もあり得ます。詐欺罪に問わ
れなくても、生涯金融機関取引ができなくなることが考えられます。そ
うなれば商売・ビジネスの世界では死んだも同然です。再起どころでは
ありません。

 ともかく過去は大丈夫だったとか、他人もやっているから大丈夫だと
考えるのは危険です。自分だけがババを抜かされて泣いている人も世の
中には多いということをほんの少しでも頭の片隅に置いておきたいもの
です。

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 ■後記■
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 今年の年末年始は、例年と異なりお正月気分はどこへやらで気合を入
れて、諸事万端てきぱきと過ごした感が致します。
 まず暮れの休み初日にこの休み中にすべき事をリストアップし、その
実施スケジュールを立てて、それに従って日々目前の作業に集中して過
ごしました。具体的には休み明けの1月にすべき事の事前準備として学
習すべき資料の消化、中期計画・年間計画・1月計画の修正と確認、自
事務所の経営理念・価値観・ビジョンの磨き込み、新しい事務所の整備
です。これは90点の出来に満足しています。

 ところで昨年後半に襲った体調不良&奇病は今では全く信じられない
位に元気そのものです。しかし10年以上診てくれている針灸の先生の
ところに暮れに久しぶりに伺い、体の具合を診ていただきました。
 最近では肩こりもあまり感じないため本当は診ていただく必要もない
のですが、10月末の私が奇病で最悪の状態の時以来、ご無沙汰してい
ましたので、心配されていると申し訳ないというのと、今の私の体調を
長年見てくださっている先生の目から見てどのように映るのかをお聞き
したかったからです。

 その先生の見立てによると、今の私の体調は過去に例を見ないほど、
大変に良い状態だそうです。従来から目の疲れから来る首筋と肩、背中
の凝りがひどくありましたが、それも殆んど鳴りを潜めています。今で
は首や肩が気になることは殆んどありません。このようなことはかつて
無いことです。また先生は、足腰も非常に柔らかく、体全体に温かみが
あるので、体全体の血行がとても良い、とも仰いました。この先生はと
ても暖かいお人柄と今回ご紹介した松井氏にも匹敵するようなプロフェ
ッショナル魂の持ち主で、患者の患部の状況を丁寧に読み取り、毎回よ
く考えて、考えうるベストの治療を施します。限られた時間の中で、患
者が最大に満足できるまでに良くなるように手を尽くします。ですから
今後も時々この先生には体調を診て貰うために通い続けるつもりです。

 それにしても10月の最悪の状態から救い出して今の快調な状態を作
り出してくださっている気功の先生とその先生をご紹介してくださった
知人にはいくら感謝してもしきれないという思いです。こうやって人は
誰かに助けられて生きていくもので、今度は私が他の人を助けて世の中
のバランスが取られるのだと思わずにはいられません。

昨年から本当に多くの気づきを与えていただきました。今年もまたさら
に多くの気づきを与えていただけると思います。いずれこのメールレポ
ートをお読みくださっている皆さんと多くの気づきを共有できればこん
な幸せなことはないと思います。


当メールレポートに対するご意見、ご要望、お叱り等お寄せいただければ、
より役立つ内容にできると思いますので、よろしくお願いいたします。

今後とも赤沼公認会計士税理士事務所『経営に役立つメールレポート』
をよろしくお願いいたします。

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■当事務所&本メールレポートのミッション

 ●『会計マインド』を活用して、中小・中堅企業を成長・発展させること

   ◆「管理会計を活用して、黒字成長を実現する!」
   ◆「資金繰り・資金調達・キャッシュフローに強い経営!」    
   ◆「戦略を超える理念経営により皆が幸せになる経営!」

 ※会社の成長・発展のためには黒字とキャッシュフロー戦略が不可欠で   す。
  従来の財務会計の枠にとらわれず、真に会社の成長・発展のために
  問題解決型・顧客の利益優先・人間重視の支援をして参りま   す。

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  経営計画の秘訣HP
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【 編集 】公認会計士 税理士 赤沼博彦 info@akanuma-cpa.jp
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