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事務所通信Vol.1(2010年2月)

◆目次

■ひと目でわかるビジネスネタ

    ・「巨額マネー」に沸く海外インフラ投資に注目!

■今月の気づき

  ・最近のビジネス本のトレンドは、一攫千金ノウハウよりも人間志向・本質志向

■今月の一押しネタ・耳寄り情報

■編集後記

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■ひと目でわかるビジネスネタ

    ・「巨額マネー」に沸く海外インフラ投資に注目!

リーマンショック後の景気悪化を止めるために、昨年各国政府が一斉に景気対策を講じたわけですが、気になるのはその内容です。米国オバマ政権が「グリーンニューディール」政策を打ち出したように、今世界中がエコや自然エネルギー等の新技術によるインフラ投資に盛んに動いています。日経ビジネスが、交通インフラ・エネルギー・環境分野・デジタル通信や放送関連などへのインフラ投資の金額を国別に集計したのがこの図です。どの国・どの分野に大きなビジネスチャンスがあるかというイメージ湧いてきましたでしょうか?

(出典:日経ビジネス2009.11.16発行)

 

■今月の気づき

  ・最近のビジネス本のトレンドは、一攫千金ノウハウよりも人間志向・本質志向

 

◆書店では松下さんドラッカー教授が最近元気!

 皆さんは書店のビジネス本コーナーに最近立ち寄っていらっしゃいますか?

私は情報収集兼ねてよく立ち寄るのですが、一昨年のリーマンショック後から、街の書店のビジネス本コーナーに並んでいる数々の本の趣きが確実に変わってきている気がします。

書棚の目立つところには松下幸之助さんの言葉を見直す書籍や、変革の時代に警鐘を鳴らす船井幸雄さんの書籍、経営学の神様ドラッカーの書籍等が書棚や平積みの広いスペースで幅を効かせてきているように見受けられます。

 

◆誰でも一攫千金のチャンスあるって本当?

実は私自身もこのような変化に強くその影響を受けていました。

一昨年のリーマンショックの少し前に私が購入していた書籍で特徴的なものに次の2冊があります。

 

「インターネットを使って自宅で一億円を稼いだ超・マーケティング」金森茂樹著

「必ず売れる!ゲリラ・マーケティング」ジェイ・C・レビンソン著

 

初めの本は、行政書士として開業後すぐに毎月100万円を稼ぎ出し、その後パソコン1台で億を超える収入を稼ぎ出すに至るネットマーケティングの達人のノウハウが紹介されています。

2冊目はいかにも米国のマーケティングコンサルタントの本らしく、お金をかけずに売上を10倍にする方法をたった30日間のエクササイズで身につけることを謳って読者の興味をかき立てています。

 

このような本すなわち、いわゆるノウハウ本に代表される読む人に一攫千金の夢を持ちかけ、金銭欲を駆り立てる類のものが多かったような気がします。

◆「コンクリートから人」ならぬ「お金から人」

 

昨年購入して読んだ書籍の背表紙をあらためて眺めてみると次の様な書名が並びます。

「君を幸せにする会社」天野敦之著

「幸之助論」ジョン・P・コッター著

「社長のノート」長谷川和廣著

「上杉鷹山奇跡の経営」鈴村進著

「ドラッカー入門」藤屋伸二著

「経営の教科書」新将命著

 

 仕事柄、情報収集の意味もあって毎月10冊以上の書籍を購入しますので、上記の書籍はごく一部なのですが、明らかに手っ取り早く成果を得るための方法の類は極端に減りました。

また今思えば恥ずかしいことに、実は私はこれまで松下氏や稲盛氏のような著名な経営者の書やドラッカーやコトラー等の経営学の重鎮の書に真正面から取り組むことなく、ここまでやって参りました。我ながら不思議ですし残念な気がしてなりません。

 

◆業績悪化に悩む経営者を目の当たりにして

 それがこのところ私自身、目の前で業績悪化に悩み苦しむ中小企業経営者を目の当たりにする中で、大きく変わらなければならない必要性を感じてきたのです。

今まで大手コンサルティング会社や監査法人などでの経験で培ってきた戦略や財務に偏った方法論が、それだけでは中小企業経営者の抱える問題を改善するのにあんまり頼りにならないという実感を覚え始めていたからです。

今まさに100年に一度の大不況と言われる中では、売上が1年前の半分の状態が当たり前になってしまうなど、今まで全く経験したこともない想像もしていなかった苦境に立たされたりするわけです。

 それがお客様によってその苦しい状態はそれぞれに違うわけです。

こんな時、私の体得したコンサルティングの専門的経験や技能からは、このような時にこそ大変効果的な対処法が意外にも簡単に湧いて出てきます。

 それは先ず資金繰りの状況を正確に把握した上で、銀行からの借入状況を知り、政府の中小企業支援の施策等を考えつつ、売上の落ち込み原因とその回復見込みを精査するというアプローチです。

そして企業の今の姿がはっきり見えてくれば、今取りうる最善の策というものも自動的に出てきます。

これは100社あればほぼ同じアプローチで着手対応できるのものです。

しかし実はこの後が一番の問題で、この取りうる最善の策というのが、いざ実際に実行しようとする段階では100通りのやり方・進め方が出てきたりするわけです。

激減した売上水準でも資金が回るようにするために、固定費特に人員を減らす策が浮上します。しかしここで下手に社員を減らすと今後少しでも業況が回復してきた時に、当社のノウハウに沿ったサービスをきちんと提供できるか、すなわち自社独自の価値を維持できるだろうかということで誰もが悩むことになります。また、そもそも残された社員もやる気を失ったりします。

もっとも売上が近々回復しない限り、人員カットは時間の問題、いや時間を取れば取るほど、他の問題が生じてみたり、又はすべてが手遅れになることさえあるという難しい判断が要求されたりします。

このようないくら考えても「これだ!これで大丈夫だ!」という答えが見つからないような時こそ、拠り所になるのが、著名な経営者の言葉であったり、経営学の重鎮による本質的な洞察だったりするわけですね。

 私自身今まで悩んだ時どれだけこの偉大な先達の言葉に救われたことか・・・

 また普段は何気なく読み流している言葉でも、自分が悩んでいればこそ、同じ言葉から電気ショックのような衝撃的気づきが得られたりすることもあって、松下幸之助氏の仰るとおり、まさに「不況また良し」を実感できるのも面白いものだと思います。

 

◆最も頼りになるのは「素直な自分」

松下幸之助氏の言葉で私が特に印象的に感じたのは、「素直になれば本質が見えるようになる。そうすれば過ちが少なくなる。融通無碍(ゆうづうむげ)な人間になれる。」です。

多くの著書にて幸之助氏はこの「素直」ということの大切さを繰り返し説いています。

そしてこれを身に付けるためには「素直な心・素直な目」を持つように日々新たに努力を重ねながら、経営することを強調されています。

幸之助氏は毎朝出社前に必ずご自身がお持ちの茶室真々庵に籠り、一人精神統一し、今日一日素直な心で過ごすことを自身強く決意することを日課にされておられたそうです。

思うに経営上の判断では、方法論の優劣や経済合理性だけ、ましてや多数決で結論が得られるものではありません。最終的には経営者自身の価値観、人生観、生き様が問われることになると言って良いでしょう。

この厳しい経済環境だからこそ、やっとそんなことに気付かせていただいたということに、今さらながら感謝の想いをいだかずにはいられません。

 

◆松下幸之助の機微に触れられる書として、

「リーダーになる人に知っておいてほしいこと」(松下政経塾編 PHP研究所)をお薦めします

この本は松下政経塾で幸之助氏が塾生に向けて講義されたお話の未公開テープを起したもの。幸之助氏が生の話し言葉で語りかけてきます。松下政経塾の塾訓「素直な心で衆知を集め、自修自得で事の本質を究め、日に新たな生成発展の道を求めよう」の研ぎ澄まされた言葉ひとつひとつの意味を幸之助氏自ら解きほぐしてくれます。私もこれを読んで氏が「素直な心」というものを一般の方とは違う深い深い意味合いで捉えておられることが理解できました。薄い本にも関わらず、幸之助氏の真髄に触れられたような喜びが得られますよ。まさに感謝。

 

■今月の一押しネタ・耳寄り情報

 

■赤沼所長の一押しネタ

・書籍紹介

 

経営の教科書

社長が押えておくべき30の基礎科目

著者:新 将明

出版社:ダイヤモンド社

価格:1,600+

 

会社にはつぶれる会社、生き残る会社、勝ち残る会社が ありますが、いつの時代にも勝ち残れる会社になるための処方箋が明確に示された良書です。グローバル企業のジョンソンアンドジョンソンの社長を歴任された著者ならではの世界共通ですべての経営者が必ず押えるべき経営の要諦それが人だということを本当にわかりやすく示してくださっています。

 

・一押しセミナー・イベント情報

アチーブメント社長会オープンセミナー

愛と正義と勇気の経営〜笑顔溢れるスワンベーカリーの秘密〜  海津 歩 潟Xワン代表取締役

日時:2010年3月17日 18002000

解説::障がい者雇用7割以上のベーカリーチェーンとして「ガイアの夜明け」にも登場しました。大和運輸小倉会長の遺志を継ぎ、福祉だからではなく本当に美味いから顧客に支持される商品サービスを生んだ秘訣と情熱を共に分かち合えるセミナーです。

URL:http://www.achievement.co.jp/

 

■スタッフ日高の一押しネタ

 ・書籍紹介


星野リゾートの事件簿

なぜ、お客様はもう一度来てくれたのか?

著者:中沢康彦

出版社:日経BP社

価格:1,500+


 

テーマは「顧客満足」です。星野リゾートの理念は、社員自ら考え行動し、顧客満足度を高めていくこととだそうです。この本では、いかにして社員自ら考え行動していったのかを具体的な事例をもとに描いています。読みすすめていくうちに、自分も星野リゾートが経営している旅館に行って体感してみたい気分にさせられました。

 

 ・耳寄りセミナー情報

日本理化学工業株式会社現地見学研修会

日時:2010年6月29日 12:45〜17:45

主催:日本経営開発協会・関西経営管理協会    

参加費:29,400

解説:「日本でいちばん大切にしたい会社」として話題となっている日本理化学工業の現地見学研修会です。

内容は、大山会長の講演会と工場見学です。現地までの移動中には、経営コンサルタントによる車中セミナーも開かれます。人気のセミナーですので、早めに予約をすることをお勧めします。

URL: http://www.kmcanet.com/seminar/rikagaku-visit-see

 

■編集後記

 ご縁のできた皆様に少しでもお役に立つ情報をご提供したいという思いで、完全手作りの事務所通信を発行するという活動に初めて挑戦させていただきました。果たして当初の目的を達成できたかどうか不安でいっぱいです。今後お読みになった皆様からのご意見ご感想を頂戴しながら、少しづつよりお役に立つことができるように毎月工夫してまいりたいと存じます。まだまだ寒い日が続きます折、どうぞ皆様お体のほどご自愛下さいませ。(赤沼談)


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