お気軽にご相談ください。
10.jpg

事務所通信Vol.8 part2(2010年9月)

元産業再生機構COO冨山さんが

事業再生現場で見た、リーダーの条件

 

カネボウ再生で名を派した産業再生機構COO冨山和彦さんは、数々の事業再生の現場体験の中で掴んだ経営者・リーダーに必要な資質とは何かを話しておられます。

経営者・リーダーに必要な資質、それは「ストレス耐性」と「胆力」だと言い切ります。

事業を経営していれば必ず悪い時もあります。そのような時は悪いことが重なります。業績が悪くなると、社内のムードが悪くなり、もめごとが起きます。資金繰りも厳しく、銀行や取引先との関係に神経をすり減らします。またこんな時に限って得意先の倒産等の突発的トラブル対応に追われたり、多くの関係者に説明して回ったり、ともかく寝る間もなく忙しくなります。神経もすり減らし疲労困憊の中で重要な判断を次々にしていかなければならず、ストレス耐性の弱い人は皆すぐに体を壊してしまうと言います。そう言えばある不祥事を起こした会社社長がテレビで殺到するマスコミに対し「俺も寝てないんだよ!」と怒鳴り、火に油を注ぐことになりました。

また胆力とは、どんな困難、どんな不利な交渉でも逃げないでやり切る、相手と刺し違えてでも一歩も引かない決心の強さです。事業再生の場では多くのうるさ型に「わかった。そこまで言うなら、あなたを信じて任せよう」と言わせなければなりません。

自身が東大法学部卒司法試験合格の冨山さん曰く、今の一流大学出一流企業組の秀才エリートはとにかくこの「ストレス耐性」と「胆力」が無い、今までの日本の教育制度では駄目だと一刀両断に言い切っています。

(文責:赤沼)

 

夢を実現するために手帳と日記を活用

ワタミ渡邉会長の仕事術

 

居酒屋チェーン「和民」を経営するワタミグループ。今では外食産業だけでなく介護、農業、宅配、病院経営の分野に広がっており、グループ売上は1100億円を超えています。

会長の渡邉氏は幼い頃母親に先立たれ、父親は会社を清算し生活は苦しかったといいます。そのお金に対するハングリー精神が社長になる夢へと掻きたてました。ただ漠然と夢を抱いたわけではありません。渡邉氏は夢に日付を入れていったのです。「24歳の4月1日に社長になる」これが全ての始まりです。それから夢を実現させるための課題をひとつひとつクリアしていったのです。

そこで活用したのが手帳と日記。日付を設けた夢を実現させるためにやるべきことを明確にしていきます。5年・1年・今月・今週のスケジュール。それを手帳に書き込んでいきます。達成していく毎に赤鉛筆で消していき、達成した手帳の中身は赤鉛筆で真っ赤に染まるのです。

また渡邉会長は小学3年生から日記をつけ始め今でも欠かさずにつけています。毎日就寝前にその日の出来事と行動を思い出しながら自分に問いかけて反省して気づいたことを書きます。その書かれた内容から今日一日が夢に向かって前進したか、努力は間違いがなかったか反省し明日からの行動を変えていくのです。大事なことは、きのうの自分と今日の自分が競争することであり、今日の自分と明日の自分が競争することだと言います。

夢に日付が書かれた手帳、日々の気づきを記した日記は夢へと導く手助けをしてくれる方法です。誰もが実行すれば良いと思うことを着実に継続して実行すればこんな大きな成果が出るという好例ではないでしょうか。     (文責:日高)