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事務所通信Vol.8 part4(2010年9月)

《経営者に役立つ会計》

資金繰りが楽な会社の特徴その6


 

・ライバルが多いか少ないか、意識してますか?

皆さんの業界は、ライバルは多い方ですか?またライバルは増えていますか?それとも減っていますか?ライバルは少ないに限ると思うかもしれませんが、お客様が少ないからライバル業者もはなから取り組まない事業であれば、喜ぶわけにはいきません。また例えライバルが多くても、それ以上にお客様が多くて、ライバルの存在が気にならないということもあります。

要はお客様が多くて、そして比較的ライバルが少ない業界こそが楽なビジネスだと言えます。

 

・この業界は伸びているかどうか、意識してますか?

次に意識しなければならないのが、自分の業界が成長しているかどうかです。

ライバル業者が増えていても、それ以上にお客様が増えているなら、楽なビジネスになるでしょう。反対にライバル業者が増えているにも関わらず、お客様の数が頭打ちでは、どんどん競争が厳しくなるだけです。通常共倒れ状態になり、強力な大手が進出してきて勝ち組負け組に二極化する危険があります。

自分の業界ないし扱っている商品サービスのライフサイクルが導入期・成長期・成熟期・衰退期のどこなのかということを意識することです。このどこに位置するかで、お客様の数とその増減、ライバルの数と増減、必要な投資の仕方が変わります。

ただし単純に成長期が楽だとは限りません。個々の会社としては規模を拡大して積極的に販売促進をすることになりますから、得てして運転資金がどんどん増えて行きます。銀行口座上でお金が目まぐるしく動いていますので、儲かっているように見えても、入出金のタイミングが少し噛み

合わないだけで大きな資金ショートが起こりますので、要注意です。

逆に成熟期・衰退期と言われていても、大型の新規投資が不要の上に、良い顧客をがっちり掴んで安定収入があれば、資金繰りの苦労が少ないメリットもあります。

 

・簡単に参入できる業界かどうか、意識してますか?

 資金繰りが急に苦しくなる会社の傾向として、お客の数も仕事量も同じなのに、客単価が下がってきている場合が多々あります。その原因の一つとしてよくあるのが新しい業者が激安で参入してくるケースであり、これも要注意です。

例えば温泉保養地に全国的大手旅館チェーンが参入して激安プランを提供したり、地方の地域に大手不動産会社が進出して激安でも見た目の綺麗な戸建建売の大型開発をする例などです。また給与計算の代行業務には、従来会計事務所や社会保険労務士事務所がしていたところに、大手金融機関が格安又は無料サービスで参入してきたりしました。大手企業が簡単に参入できる業界・商品サービスの場合、大変なリスクがあるというものです。

 

 

・参入障壁は作ろうと思えば作れるということ、意識してますか?

でもあきらめることはありません。大手や同業者が参入しにくくなる手立ても無いわけではありません。それは第一に顧客との密着度を強くして、参入したライバルよりもよりお客様のことをよく理解していることをアピールすることです。第二には価格以外の独自の魅力を作る事です。第三に特定エリア、客層のシェアを圧倒的に獲得することです。これ商売の基本じゃないかと言われそうですが、でも敢えて意識的にさらに中長期的にこれに取り組むことが正解なのです。               (文責:赤沼)